修気道メソッドの特徴
掴みや投げを使う合理的な技術!
「小よく大を制する」というのは武道の一つの理想像です。「競技」としての空手にはルールがありますが、多くの試合では掴みや投げは禁止となっています。しかし古流空手では競技を前提としていないので掴みや投げも積極的に使います。これらの技を使うことで体格で劣る人でも大きな人を制することが可能となります。
修気道で使う投げの技術は独特です。まずは自分自身が相手の死角に入るように安全なポジションを取って、バランスを崩さないように投げていきます。自分も倒れないように投げるのがポイントです。腕力ではなくタイミングと内側の力を使って技を出します。
気力・脳力を向上させる火の呼吸!
火の呼吸とはクンダリーニ・ヨガで実践されている呼吸法です。日本では格闘家ヒクソン・グレイシーが実践していたことで知られるようになり、ヒクソンと対戦した船木誠勝選手も取り入れた事で肉体改造法としてメディアでも注目されました。その後、船木選手に指導した小山一夫先生のご指導により一般向けのレッスンも行われるようにりました。
火の呼吸はリズミカルな腹式呼吸が特徴で、これによって短期間で心肺機能の強化、体幹の安定、集中力の向上が可能となります。また、1日10~15分の短い時間でも効果があげられますので忙しい方でもスキルアップすることができます。練習のカリキュラムとして火の呼吸を実践していますので、続けていくと元気になります!
身体操作を高めるボディーワーク!
修気道では中国武術「意拳」を取り入れています。意拳の練習は立ったままでイメージ(意念)をする站椿(たんとう)という練習を重視します。これは姿勢を安定させ身体の軸を強固にして気を養っていくものです。
外側の力(腕力)は年齢と共に衰えていきますが、気の力は年齢・体格問わず向上させることができます。家でも実践できますが、1日5分位から始め上達すると1時間以上も無理なく出来るようになってきます。太極拳もそうですが、意拳にも養生効果があり病気になりにくい身体を創っていく効果や、自分で身体の状態を整える「整体的」要素があります。歴史的に達人と称される中国の武道家・武術家の多くは站椿を実践しています。正に「達人」を目指すには必須の練習法です!
誰でも上達できるカリキュラム!
初めて空手をやろうと思ってる方は「自分には出来るだろうか?」「途中で付いていけなくなるのでは?」と不安に感じると思います。大規模の道場では中々細かい指導が行き届かない部分もありますが、修気道は少人数なので先生との距離感が近く分からない点はいつでも質問できます。
また、入会して1、2カ月の間は別メニューにて基礎をじっくりと先生から直接教えてもらえますので、未経験者でも安心して練習していただけます。
長く続けられる明るい道場!
空手の練習は個人のものですが、切磋琢磨できる仲間の存在は大切だと思います。皆で日頃の成果を発揮させる「演武会」や少年部の子供と一緒に寝食を共にして練習する秩父の「夏季合宿」、その他「ヨガ特別レッスン」などの行事も沢山あります。
時には練習後に皆で食事会をすることもありますし、会員同士のコミュニケーションも積極的に取れるような雰囲気があります。5年・10年と長く続けられる空手を目指しています!(写真は夏合宿より)