冷え性には整体+呼吸法
低体温症は免疫力も低下します!カラダを温める呼吸法も実践することで冷えを解消します。
冷え性でお悩みのあなたへ
一般的に人間の体温は36.5度が基準とされますが、低体温症と言われるタイプの人は平熱が36度以下、低い方だと35度台のケースもあります。体温が1度下げると免疫力は30%近くも低下すると言われますので冷え性を改善させることは大切です。原因として主に以下の2つが挙げられます。
■原因1 体質による冷え性
これと言った原因はなく、元々体温が低いタイプです。手足が冷えるという「末端冷え性」やお腹が冷える「内臓冷え性」などがあります。身体が温まりやすい環境を作っていくことが大切です。
■原因2 ストレス性冷え性
ストレスなどの心的要因によるものです。ストレスがかかると交感神経が優位になります。交感神経は血管を収縮させますので、過度のストレスは血流が悪くなります。身体をリラックスさせる副交感神経を働かせることが大切です。
対処法① 自律神経の調整
自律神経は身体を活性化させる「交感神経」とリラックスさせる「副交感神経」がバランスよく働くことによって体調を維持させています。しかしストレスが過度にかかることで交感神経が過剰に優位になり、それによって血管が収縮しますので血流が悪くなります。身体を温めるには血流を促進させることが大切です。自律神経の乱れは背骨(脊柱起立筋)の硬さに現れますので特に背中を調整します。
対処法② ふくらはぎを緩める
血液を全身に巡らせる際に心臓の働きは欠かせませんが、第二の心臓と言われるのが「ふくらはぎ」です。歩くという動作は足首を動かすことになりますが、それによってふくらはぎも収縮・伸展します。所謂ポンプの働きをするのです。しかし、ふくらはぎが硬くなることでポンプ機能が働かなくなってしまうと全身の血流にも影響を及ぼします。自律神経の調整と共に下肢に対する施術も行っていきます。
対処法③ 吸玉療法
施術効果を高めるために吸玉(カッピング)療法をオススメいたします(吸玉についての詳しくはこちらを参照)。吸玉はカップを背中につけてポンプで皮膚を吸い上げます。それによって深部の血液の流れを向上させる目的がありますので冷え性に効果的です。1回に5~7分を2セット行います。カップの跡が3日位残ることもありますが、女性にも好評の施術です。
対処法④ 呼吸法の指導
身体が温まりにくい要因として呼吸の浅さもあります。身体がリラックスしている時は呼吸はゆったり出来ていますが、ストレスがかかると浅くなります。呼吸が浅くなれば酸素量も低下し代謝も悪くなります。
そうすると身体が冷えの方向にいきますので、ヨガの腹式呼吸を元にして身体を温める呼吸法を指導いたします。1日3~5分でも実践してもらえれば内臓機能も高まり体質も変わってくると思いますよ。