痺れは首の歪みが要因
痺れがあっても腕自体に問題があるわけではありません。
腕の痺れでお悩みのあなたへ
脳の問題か筋骨格系の問題か
腕の付け根から指にかけの痺れについては大きく2つの原因が考えられます。
■原因1 脳の問題
脳梗塞など脳に何か問題があった場合に痺れが出る場合があります。慢性的な場合はまず脳神経外科で適切な診断を受けて下さい。脳に異常が見られなければ通常の施術を受けることも出来ます。
■原因2 肩こりや首の歪み
脳に異常が見られない場合、肩こりや首の歪みが原因となることがあります。首の付け根にある「大椎」は腕の神経と関係がありますし、鎖骨周辺にも腕にいく神経が通っています。筋肉が硬くなって神経を圧迫している場合や骨の歪みで神経を圧迫しているようなケースは施術が効果的です。
対処法① 深部の筋肉を緩める
肩から首を覆っている「僧帽筋」という筋肉は表面のものですが、痺れが出ている場合は深部の筋肉(インナーマッスル)が硬くなっているケースが多くあります。特に首を支えている「頭板状筋」「頸板状筋」などに過度の緊張が見られると神経も圧迫されて痺れにつながることもあります。
首には色々な神経が通っていますが、腕にいく神経もありますのでインナーマッスルまで緩めることが大切です。
対処法② 鎖骨周辺の調整
鎖骨の周辺にも腕にいく神経が通っています。デスクワークやスマホで猫背姿勢が続くことで背中側だけでなく前側の筋肉も硬くなりますから総合的に緩めていく必要があります。
対処法③ 胸郭入口を緩める
クレニオセイクラルセラピーでは隔膜を緩める技術が含まれます。骨盤隔膜・横隔膜の他に「胸郭入口」も緩めます。鎖骨周辺の施術と共に筋膜リリースを加えることで腕につながる神経の通りを調整します。