喘息と首の歪みの関係
呼吸器系の調整をすることで楽になってきます。
喘息に対する対処法
成人の喘息は治りにくい??
子供の頃から喘息にかかる子は多いと思いますが、成人になってから発症するケースもあり、成人の方が治りにくいという説も出ています。医療機関での治療は大切ですが、ずっと薬を使い続けることに抵抗感を感じる人も多いと思います。
施術で期待できるのは呼吸を楽にする、発作が起こりにくい状態にするというスタンスです。人によってはかなり症状が改善されることもありますが、個人によって効果はかなり差があります。気長に向き合うことは大切だと考えます。
■姿勢の見直しは大切です
気管にトラブルがあると猫背になりがちです。咳が続くことも多いので胸が収縮して首の付けににも歪みが生じます。
■呼吸法を練習しましょう
喘息の方は呼吸が浅くなる傾向にあります。気管が強くない上に呼吸が浅いままだと体内の酸素量も低下してしまい肺の機能も低下します。当院では中国養生法も指導しています。
対処法① 大椎の矯正
喘息の施術ポイントとして大椎は欠かせません。大椎は首を前に倒した時に出っ張る骨の辺りにあるツボです。咳が続くことで首にも負荷がかかりますが、付け根付近に歪みが生じます。
またツボ的にも大椎は気管支系の調整として重視されていますので、筋肉を緩めると同時に大椎を矯正していきます。セルフケアでも大椎を調整する方法をアドバイスいたします。
対処法② 胸の筋肉を緩める
咳などの症状が続く場合胸の筋肉が収縮します。それが慢性化することで肺が圧迫される形になり呼吸が浅くなる傾向がみられます。胸郭を広げていくと呼吸も楽になりますが、そのために大胸筋や小胸筋など胸の筋肉も緩めていきます。その上で胸郭や肩甲骨への矯正も入れていきます。
対処法③ 養生法の指導
施術だけでなく日常的な身体のケアも大切です。姿勢や呼吸法を見直すこともそうですが、自然治癒力を高める養生法も取り組んでいただきます。ヨガの技術は悪い症状を改善させることは難しいですが、中国養生法は慢性症状の改善も期待できます。当院では伝統的な中国式の養生法を指導していますので、1日5分程度で出来る簡単な技術を紹介します。